ぎゅっと閉じたつぼみから、想像もつかないほどの大きさの花が開くのがシャクヤクの魅力。ですが、「つぼみのまま開かなかった……」なんて声もしばしば耳にします。
ここでは、シャクヤクを美しく咲かせるコツをご紹介。華やかに開いた姿を想像しながら、ひと手間かけてみてください。
STEP1 葉を取り除く
シャクヤクが花開くのには多くのエネルギーを必要とします。葉がついている場合は下葉を中心に手で取り除き、つぼみに十分な栄養が届くようにします。
STEP2 茎を斜めにカットする
清潔な花ばさみやフラワーナイフで茎を斜めにカットします。こうすることで吸水面積が広くなり、花が長持ちします。
STEP3 余分な蜜を拭き取る
シャクヤクのつぼみから出る蜜でガクが固まると開花を妨げてしまうので、水で濡らした布で表面に見えている蜜をやさしく拭き取ります。
STEP4 つぼみをほぐす
花が開きやすくなるように、つぼみを指の腹を使ってやさしく複数方向から押してほぐしてあげます。
STEP5 花瓶の水は深水で
シャクヤクは水が大好きなので、花瓶の水は深めに。「フレッシュフラワーフード」(切花鮮度保持剤)を使うとより長く、花色も美しいまま楽しめます。