自然の情景を思わせる大樹の姿 【名匠の技が光る盆栽一点もの】みなぎる樹木の生命力に悠久の時を感じる黄金真柏（シンパク）

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黄金真柏
Juniperus chinensis




樹齢60年の真柏（シンパク）。
柏（カシワ）の仲間だと思われがちですが、実は桧（ヒノキ）の一種です。
中国語では「ヒノキ」を「柏」と書き、ヒノキの中で最も美しいことから「真柏」の名が付けられました。



すでに枯れているにも関わらず、腐ることなく白く残った幹は、仏の骨を意味する舎利（シャリ）と呼ばれ、盆栽愛好家の垂涎の的となっています。
自然界では険しい山の僅かな岩棚に種を落とし、崖にしがみつくように育った真柏は、抜き取られ盆栽として育てられても、大地をしっかりと丈夫な根で掴み続けます。



朽ち果てた幹や枝と、生きている部分の対比も見どころのひとつ。
日本を代表する盆栽の聖地「大宮盆栽村」で修行を積んだ、埼玉県深谷市「酒井盆栽」が代々受け継いできた「黄金真柏」は、葉先が黄色く変色する希少な品種です。



一つの枝や葉を取捨選択しながら手間暇かけて育てることで、理想の形へと仕上げてきました。
合わせた鉢は50年以上前の中国の骨董品。みなぎる樹木の生命力に悠久の時を感じる、名匠の技が光る一点ものです。



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【黄金真柏の管理方法】


置き場所：基本は屋外管理です。
室内管理も可能ですが、その場合、夏は3日程度、冬は1週間程度を室内管理の目安とし、鑑賞後は屋外 (庭やベランダ)に置いて1日4~5時間は陽の光にあててください。
夏場の強い陽射しや、冬場の霜などに、室内から急激な環境変化をさせますと、葉が傷む原因となりますのでご注意ください。
夏場の強い陽射しや、冬場の霜などの環境の場合は、庇の下などに置き、夏季の直射日光や、冬季の霜などに当てないようにしてください。
※室内管理の場合は、エアコンの冷風や、ヒーターの熱風は、直接盆栽に当らないようご注意ください。

水やり頻度：盆栽は水をやらなければ枯れてしまいます。
管理上で一番重要な事は水やりです。
季節に合わせて回数を決め、水を与えましょう。
管理場所によって多少変わりますが春秋は1日2回、夏は1日3回、冬は1日に1回を目安にしてください。
水掛けの際、受け皿に水が溜まったら、その水は捨ててください。
※室内管理や、高層階ベランダ管理の場合は、より乾燥する可能性がありますので、水掛け回数を増やすなど、ご注意ください。

肥料：肥料は2ヶ月に1回程度与えれば十分です。
あまり多く与え過ぎますと、肥料障害や枝が伸びすぎてしまうなどの症状が表れますので、ご注意ください。

病害虫予防：1ヶ月に1～２回、虫、病気予防で消毒を葉っぱに散布してください 。
夏場などの気温が高い日は避けてください。
園芸用で殺虫薬や殺菌剤が混合してあるものが使いやすくおすすめです。



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