2018.09.01 UP
秋を代表する花、ダリア。世界中に約3万種類が存在するといわれ、色も大きさもさまざまにそろいます。もともとは園芸品種のため切花としての日持ちは長くありませんが、日に日に変化していく花びらの色もまた、楽しみのひとつです。
【Japanese name】ダリア、天竺牡丹
【English name】Dahlia
【Scientific name】Dahlia
【Family・genius】キク科・ダリア属
【Origin】メキシコ、中南米
【Flower Language】華麗、優雅
原産地メキシコの国花
メキシコの高原地帯に自生していたダリアは、同国の国花。18世紀にスペインに渡って品種改良が進み、多種多様な色・形に進化してきました。日本に渡来したのは1842 年頃。
フランス革命後、上流階級に大流行
18 世紀後半にヨーロッパの上流階級で大流行。ナポレオンの皇后ジョセフィーヌも愛した花で、ダリアの「移り気」という花言葉は、ジョセフィーヌと侍女との伝説に由来しているとか。
実は、食べられます
原産地のメキシコ中部では、ダリアの球根を食べていたそう。ダリア産地である福島県塙町の「湯遊ランドはなわ」のレストランでは、ダリアを食材にしたメニューが食べられるそう。
「黒蝶」のヒットでダリアブーム到来
2008 年、「秋田国際ダリア園」で誕生した黒紅色の大輪品種「黒蝶」がヒット。これをきっかけに新品種への期待が高まり品種改良が盛んに。ダリアの育種は世界でも日本が特出しています。
顔より大きい品種もあります
色数、咲き方に加えて花の大きさのバリエーションも豊富。大輪化に関しては最も進化していて、直径30cm 以上の超大輪品種も!5cm 前後のマイクロサイズもあります。