2021.05.28 更新
雨が似合う花といえばアジサイ。小さな花が集まってこんもりと丸く咲き、一輪でもとても華やかです。鉢花のアジサイは、母の日ギフトとしても人気です。
【Japanese name】アジサイ
【English name】Hydrangea
【Scientific name】Hydrangea macrophylla
【Family・genius】アジサイ科・アジサイ属
【Origin】日本
【Flower Language】元気な女性(ピンク)、辛抱強い愛情(青)
万葉集にも詠まれる日本生まれの花
アジサイは日本原産の花で、万葉集にも登場するほど古くから親しまれる花。現在、日本在来種は「ガクアジサイ」「ヤマアジサイ」と呼ばれ、てまりのように丸く咲く品種は逆輸入された「西洋アジサイ」です。
ヨーロッパに広めたのはシーボルト
江戸時代後期に来日したドイツ人医師のシーボルトは、アジサイの学名に妻の名前を入れるほど魅了され、ドイツへ帰国後にアジサイを広めました。その後「東洋のバラ」と愛されて品種改良が進んだようです。
さまざまな表情を見せ七変化
アジサイといえば鮮やかなブルーが特徴ですが、土壌の性質や開花からの日数によってもさまざまな色に七変化。環境や土地によって変化するため、種類を数えることは不可能とも言われています。
「紫陽花」は、実はアジサイではない
語源は「藍色の花が集まっている」という意味の「集真藍(アヅサイ)」とする説があります。現在広く使われる「紫陽花」は、もとは唐の寺にあった花を指す言葉で、アジサイとは別の花だったと言われています。