出荷量日本一!愛知県豊川市のバラが美しい理由

JAひまわり バラ部会/愛知県


2019.05.08 UP

温暖で日照時間が長い愛知県。「花の王国あいち」とも呼ばれ、バラの出荷量は全国一位です。その一翼をになう、愛知県豊川市にある「JAひまわり バラ部会」をたずねました。


バラの出荷量日本一を誇る定番産地
1600万本。これは愛知県豊川市の生産者グループ、JAひまわり バラ部会(以下JAひまわり)から一年間に出荷されるバラの本数です。

温暖で日照時間が長い愛知県は農業大国として知られ、バラの出荷数も全国一位。県内にはさまざまなバラ生産者がいますが、豊川市のJAひまわりの特長は、高い品質を保ちながら、一年を通して安定した数量を出荷しているということ。バラを求めるお客様はいつでも多くいらっしゃいますから、これは花屋にとってとても頼もしい存在です。青山フラワーマーケットでも毎年、JAひまわりから約30万本のバラを入荷。お客様に自信を持っておすすめしている定番産地です。
37名の大規模グループだからこそ品質管理を徹底
安定した出荷数は、生産者37名が集う大規模生産者グループだからこそ。これも切花生産者としては日本一の規模です。

「圃場見学を頻繁に行うなど、生産者同士での情報交換がすぐにできるのが強みですね。品種の選定や栽培方法は各自に任されていますが、“豊川のバラ”としての品質を統一することが農協としての一番の責務です」と話すのは、JAひまわり・花き課職員の野澤さんと神谷さん。

そのために農協と生産者が一丸となってさまざまな取り組みを行っていますが、特筆すべきは出荷前の全箱開封検査です。「今日はまだ少ない方で、約1,500箱。これをすべて開封し、生産者1名、農協職員1名の2名体制で出荷前検査を行います」。チェック内容は傷や病気のほか、「咲き過ぎ」「硬い」「咲き不揃い」など28 項目。そのほか、品種によって咲き前やボリューム感にも細かく基準があり、検査で引っかかったものはすぐに取替えなどの対応をしてから出荷されます。   

“豊川のバラ”という品質を守るために
また、すこやかにバラが育つための環境管理にも細心の注意を払っています。「バラの生育適温(26 ~27℃)を超えたら自動で天窓が開く装置や、環境モニタリング装置を多くの生産者が導入し温度・湿度を細かくチェックしてコントロールしています。採花されたバラが入ったバケツのバクテリア検査も定期的に行い、水質管理指導も行っています」(神谷さん)

数多く作りながらも品質を高く保つことは、きっと容易なことではありません。37名の生産者の方、農協職員の方全員が“豊川のバラ”に誇りを持ち、常に真摯に取り組んでいるからこそ、いつでも安心しておすすめできるバラが生み出されているようです。


PRODUCER’S DATA

生産者画像

JAひまわり バラ部会
(愛知県豊川市)

愛知県豊川市。1981年よりバラの栽培を行う。生産者37名が属し、オリジナル品種も含めた約150品種、年間1,600万本を全国に出荷。全農家がMPS認証を取得し、日持ちの向上・品質管理に取り組んでいる。ちなみに、バラの産地なのに何故?と気になる「JAひまわり」の名前は市民からの公募で決まったもの。ひまわりはメイン品種ではないそう。   

>> JAひまわり バラ部会のホームページはこちら

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