開運のシンボル「梅」に願いを込めたお正月飾りと干支みくじ
希望に満ちた1年を願って「梅」をデザイン
2022年の幕開けまで、残すところあとわずか。毎年この時期のお楽しみとしてくださる方も多い、お正月飾りを今年もご紹介します。青山フラワーマーケットでは「Living With Flowers Every Day」をコンセプトに、しめ飾りにも必ず花のモチーフをデザイン。令和4年の寅年は、皆様にとって健やかに、希望に満ちた1年となりますようにとの願いを込めて、「梅」をあしらいました。寒さをしのぎ、いち早くほころび始め、春の喜びをもたらしてくれる開運のシンボル、梅のモチーフとともに新しい年を清々しく迎えてみませんか。
縁起の良い意匠で歳神様をお迎え
その年の幸福をもたらす歳神様をお迎えし、もてなすためのお正月飾り。青山フラワーマーケットのしめ飾りは、日本の美しい伝統と縁起の良い意匠を用いて、国内で生産されています。
写真左「花ほまれ」
来たる年によきご縁をもたらすようにと願いを込めた5つの円(ご縁)に、春を告げる梅、末広がりで吉兆を示す扇を配して、色彩豊かに仕立てました。鈴の清らかな音色とかんざしが邪気を払ってくれます。
写真右上「春光」
厳しい寒さの中、ほかの花に先がけて咲くことから開運のシンボルとされる梅をはじめ、新春にふさわしい鈴、かんざしなどの縁起物を散りばめました。コンパクトサイズながら抜群の存在感です。
写真右下「春風」
金の扇に、高貴な紫と青の梅で格調高く。紙垂には長寿吉兆の吉祥模様、亀甲を施しました。大変豪華、かつ色使いがシックなので上品な趣の一品です。
お正月飾りの意匠に込められた意味は?
●扇
末広がりの形には、代々家が栄えていくようにとの願いが込められています。
●かんざし
魔を追い払う力があるとされ、神事や饗宴のときに髪に生花を挿したのがその由来と言われています。
●鈴
「チリン」という鈴の音色が、厄や悪い気を払い、仲間を呼び集める「福音」の意味があるとされています。
●円形
円→縁。来る年によきご縁をもたらすようにとの願いを込めました。
「青刈り」した国産の稲わらと手仕事へのこだわり
古来より根付いてきたしめ飾りは、稲作の盛んな米の国、日本ならではの風習です。神聖なしめ縄部分に使われるのは、その年に収穫した稲の藁(わら)。新潟県南魚沼の霊峰、八海山の麓で大切に育てられた稲わらは、実がつく前の7月に青い状態で稲を刈り取ったもの。この「青刈り」を真夏の暑い時期に行い、その後、80度の温度で13時間かけて乾燥させることで、青々としてふっくら、香り豊かな稲わらが出来上がるのです。職人の手で一つ一つ仕上げたしめ飾りは、ご自宅に届いたあとも稲わらの香りが楽しめます。
寅の脚に梅の花びらをあしらった干支みくじ
令和4年は寅(とら)年。ほほえましい表情とおおらかな姿で、毎年ひとつずつ集めている方も多い干支みくじも、後脚にかわいい梅の花びらをあしらった青山フラワーマーケットオリジナルデザインです。陶製の寅の中に、小さく折りたたんだおみくじが入っているのも楽しみ。ガオーッと勢いよく吠える様子に「厄を吹き飛ばしてくれますように」と願いを込めました。
もうすぐやってくる年の瀬は、縁起の良いお正月飾りと干支みくじで、2022年の開運祈願はいかがでしょうか。