暑い夏に花を楽しむ3つのヒント

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暑い夏に花を楽しむ3つのヒント

「夏に花を買うのはためらってしまう」という声を耳にすると、花屋としては「ちょっと待って！」と声をかけたくなります。夏にこそ楽しみたい花や、ちょっとの工夫で長く楽しむ方法を、花を知り尽くした3 名のスタッフに聞きました。

「夏が旬の花をチョイス。加えて、飾り方にもひと工夫を」

夏が旬の花やグリーンは東南アジアなどの亜熱帯の地域にルーツを持つものが多く、暑さに強く丈夫なのが特徴です。加えてビビッドな色やエキゾチックな雰囲気で、飾るだけで自然とトロピカルな気分が高まるので、ほかの季節にはない楽しさがありますよ。旅行気分でシーンを演出してみたり、涼を求めた色を選んだり、水に花を浮かべたり、ジャングルのように葉物を飾ったり……。暑い夏だからこその楽しみ方を探して下さい。

: ブランドクリエーター・E
青山フラワーマーケットの店舗、品揃え、商品デザインやクオリティを統括

「実は、枝を楽しむのにぴったりのシーズン」

ハードルが高いと思われがちな枝ですが、切花に比べ2週間ほど持ちがよいので、普段あまり買わないという人も夏こそチャレンジしてみてください。1、2 本を飾るだけで様になり、見た目にも涼やかといいことづくめ。「観葉植物を置きたいけど部屋が土で汚れるのが心配」という方にもおすすめしています。定期的に葉にも霧吹きを行うと虫が付きにくく、きれいな状態で長く楽しめますよ。

: 切花鮮度管理担当・T
「少しでも長く切花を楽しんでいただくには？」を考え、日々実験中

「鮮度にとことんこだわった、朝摘みヒマワリを体験してみて」

当たり前ですが、産地から出荷され、店頭に並ぶまでの時間が短ければ短いほど新鮮で長持ちします。青山フラワーマーケットの7、8 月の土曜の風物詩とも言える「朝摘みヒマワリ」は、当日の早朝に千葉で収穫されたヒマワリが入荷する企画です。この上なくフレッシュなヒマワリは「他のものと持ちが全然違う」と待ちわびるファンの方も多くいらっしゃいます。通常は落としてしまう緑の葉がついているのが新鮮さの証拠。ぜひその価値を店頭で確かめてほしいですね。