キク科ガーベラ属で原産地は南アフリカ、その後イギリスやオランダで育種され、日本には大正時代初期に渡来したと言われています。国内の産地は静岡県など日照量の多い温暖な地域に点在し、1年を通じて出回りますが最盛期は4月です。
切花の品種は2,000以上の品種があると言われていますが、咲き方の異なる品種をご紹介します。
一重咲き
スタンダードな咲き方。花芯の色には黒と淡いものがあり、花芯によって印象が異なります。
半八重咲き(セミダブル)
外側の大きな花弁の内側に、小さな花弁が重なるダブル咲き。
八重咲き
花弁が多く、花芯が覆われたものや花芯の周り以外が花弁で埋め尽くされたものなど。
スパイダー咲き
針のように細く尖った花弁がつき、甘くなりすぎないシャープな印象。
カール咲き
個性的な咲き方で、うねるように波打つ花弁や、くるんと丸まった花弁が特徴。
大輪
花径が10-12 cm、インパクトのある大きなガーベラです。
【ガーベラを楽しむ4つのアイデア】
ガーベラの花はインパクトがありますが、向きを揃えるのではなく、あちこちを向くよういけると、主張しすぎません。ガーベラの中央部の色を意識して、ダークカラーの実物を合わせればトーンダウンに。
<使用花材>ガーベラ、ヘデラベリー
エレガントに飾りたいときは、花器のトーンをおさえ、全体の色味を統一すると、落ち着いた雰囲気にまとまります。グラデーションを意識して小分けにしていけるのもおすすめです。
<使用花材>ガーベラ、タバリアファン、ブッドレア シルバーアニバーサリー、バラの葉
ポップな印象の黄色系も、グレーやブラウンなど落ち着いたトーンのフラワーベースをセレクトすれば、大人カジュアルな装いに。流れのあるグリーンを合わせれば、ぐっと奥行きが深まります。
<使用花材>ガーベラ、スマイラックス、ハゴロモジャスミン
思い切って短くして、ガーベラが持つ個性的な表情を楽しむのも一つ。同系色で統一したり、アクセントとなるビビットな色を加えたり、その時の気分で花を選ぶ楽しみもあります。切り戻して短くなったガーベラを飾るときにもおすすめの方法です。
<使用花材>ガーベラ
【Aoyama Direct のガーベラ】
品質・鮮度にこだわる青山フラワーマーケットならではの取り組みのひとつ、オンラインショップ限定の産地直送 「Aoyama direct」。生産者さんが圃場で採花して、そのままご自宅にお届けするので、流通の時間もコストもカットでよりお手頃に、そして、より長くお花をお楽しみいただけます。
アドアーフローカ
"ガーベラをもっと楽しく、もっと自由に” という想いで2018年静岡県牧之原市に設立された「ADORE FLOWCA(アドアーフローカ)」。チャーミングな品種が多く、日本のトップフローリストからも注目されている生産者さんです。おすすめは”つぼみガーベラ”。 蕾で切っても咲くということは、それだけ株がしっかりしている証拠でもあり、それこそがADORE FLOWCAの職人技によるもの。(※写真は、「ガーベラ つぼみミックス20本」のイメージです)
【産直】アドアーフローカ>>
【お手入れ方法】
コラムでは、ガーベラをご自宅で長く楽しむためのケア方法をご紹介しています。ぐったりしているガーベラが元気になる方法もご紹介しています。
コラム「HOW TO CARE」ガーベラのお手入れ方法>>