科 名:キク科キク属
原産地:中国
花言葉:高貴、真の愛
マムは、日本を代表する花「キク」の別名で、学名である「Chrysanthemum(クリサンセマム)」の略称です。
桜と並ぶ日本の伝統的な国花で、縁起の良い花として古くから愛されてきました。お供えの花に使われることが多いので弔事のイメージが強いですが、欧州で品種改良が重ねられ、はっとするほど繊細で美しいマムも多く登場しています。
花屋スタッフからもラブコールが絶えない秋の人気者を、もっと自由に飾って、もっと自由に贈ってみませんか?
INDEX
マムを飾る
01|アンティークスタイル
金色がかったブラウンが上品なマム「クラシックココア」にあわせて、くすみ色でまとめたアンティークなスタイル。秋色アジサイを土台にしてから残りの花や実を入れていくと花が動かず安定します。
<使用花材>マム(クラシックココア、マグナ)、アジサイ、ビバーナム、エキナセア
02|白を楽しむ
くるくるとした繊細な花びらの「かがり弁」は、2019年に登場したニューフェイスのマム。同系色のフランネルフラワーをあわせて、白のニュアンスの違いを楽しみましょう。
<使用花材>マム(かがり弁)、ラムズイヤー、フランネルフラワー
03|ダークカラーでまとめる
秋が深まると、だんだんダークカラーに手を伸ばしたくなってくるのではないでしょうか。やわらかいピンクとベージュのマムに、濃い紫色の葉を入れて全体を引き締めます。シルバーグリーンのユーカリでアクセントをつけて。
<使用花材>マム(エファ、トムピアース)、アスチルベ、ユーカリ、バジル
04|重陽の節句
9月9日は重陽の節句。菊の花を使ったさまざまな風習で邪気を払って長寿を願うことから、「菊の節句」とも呼ばれます。大輪でピンクとグリーンのグラデーションが美しいマムを主役に、秋色でまとめて。
<使用花材>マム(トゥーラシャルロッテ、マルベリー)、ワレモコウ、ベニバスモモ、ギンバグミ
05|マム×ススキのお月見コーディネート
お月様のようにまん丸のピンポンマムとススキを合わせれば、手軽なお月見アレンジの完成です。
<使用花材>マム(セイノーマンサニー)、ススキ、ワレモコウ、ベニバスモモ
マムを贈る
01|スパイダー咲きのマム
マムのブーケは色も豊富で花もち抜群なので、プレゼントに贈らない理由はありません。スパイダー咲きのマム「バルタザール」を主役にしたブーケは男性が持ってもカッコよく決まります。
<使用花材>マム(バルタザール、マルベリー)、モナルダ、トケイソウ、レースフラワー
02|秋色のマムブーケ
ダークレッド&ダークパープルのマムに、赤い葉のディアボロ、ビバーナムティナスを合わせて。渋い色味のマムに秋らしく色づいたグリーンや実の色合わせは、この時季だけの楽しみ。深まる秋を贈りましょう。
<使用花材>マム(パープルピンポン、ガナッシュ)、秋色アジサイ、ビバーナムティナス、ディアボロ
03|スプレー咲きでキュートに
かわいらしい小ぶりの花がたくさん付くスプレー咲きは、切り分けて束ねるとガーリーなイメージに。マムもバラもスプレー咲きをランダムに束ねて、赤く色づいた葉と実で秋の風情をプラスしました。
<使用花材>マム(マティス)、スプレーバラ(ラディッシュ)、ユーカリ(ボール)、ビバーナム・コンパクタ
04|オンラインショップで探す
オンラインショップでは、お月見や重陽の節句など季節の行事を楽しむほか、結婚記念日や誕生日、送別、発表会など、さまざまなギフトシーンに合った花をご用意しています。
オンラインショップマムの咲き方
19世紀後半の幕末に日本から海を渡り、イギリスを中心に欧州全土で人気が高まったマム。オランダなどで品種改良が進み、多様な咲き方が生まれました。
ポンポン咲き
花びらがびっしりとボール状に丸くついた咲き方です。大小さまざまなサイズがあります
デコラ咲き
花びらが密集して八重咲きのうち、ポンポン咲き以外のものを総称して呼びます。花弁の形はいろいろあり、見た目も華やかです。
スパイダー咲き
細長く管状の花びらが外側に開いている咲き方です。ほかの咲き方にはないシャープな雰囲気が漂います
一重咲き
花芯の周りを花びらがぐるりと一重に囲みます。素朴な雰囲気でスプレータイプに多い咲き方です
アネモネ咲き
管状の短い花びらが中央に集まり、その周りを舌状の花びらが囲んでいる咲き方です
スプーン咲き
管状の花びらの先が広がって、スプーンのようになっている咲き方です。「〇〇風車」というネーミングのものが多く、「風車咲き」とも呼ばれています
マムのお手入れ方法
花もちは良くても、より良い状態で長く楽しむには?
切花のマムをご自宅で長くお楽しみいただくためのお手入れ方法をご紹介します。
マムのお手入れ