2016.06.01 UP
梅雨から初夏にかけて旬を迎える花、リシアンサス。
トルコキキョウ、ユーストマとも呼ばれます。品格と華やかさがありブライダルシーンなどには欠かせない存在で、日本国内ではキク、バラ、ユリ、カーネーションに次ぐ生産額を誇る花。品種改良では日本が世界をリードしていて、日本を代表する花のひとつでもあります。
暑い季節でも花もちが良く、ボリュームがあって華やか。1本に数輪の花が付き、切り分けて楽しむことができます。
リシアンサス レシピ
品種違いを合わせるだけでドラマティックに生まれ変わる
ボリュームのあるフリンジ系は2 本を合わせるだけでまるでブーケのような華やかさに。「NF」シリーズは、ナカソネ・フリンジの略。世界的な育種家である中曽根健さん系の品種で、質感も華やかさもお墨付きです。
・リシアンサス(NF ブルー 1 本/NF ホノピンク 1 本)
蕾だって立派なアクセントにさりげなさが光る小輪タイプ
小輪のリシアンサスは、小さなグラスをいくつも並べてちょっとしたスペースの彩りに。
純白の花はもちろん、緑がかった蕾もアクセントになる。合わせるグリーンは、シンプルにミントをセレクト。
・リシアンサス(フルフル ホワイト)/ミント
1本でこんなに楽しめるリシアンサス
リシアンサスの店頭価格は、1本800円前後。一見すると高価に感じますが、1本に複数輪の花が付いているので実は“お得”な花なのです。枝分かれした花は活け難しそうですが、パーツに切り分けるのがポイント!1本を切り分けて楽しむアレンジメントをご紹介します。
(1)枝分かれした部分は茎が細めなので、ラインを生かした飾り方も◎。流れるような曲線を描く利休草と合わせて表情ゆたかに。
(2)長く残した部分は葉も生かして、背の高い花瓶に。ジュースの空き瓶だって立派な花瓶です。合わせるグリーンは、ミスカンサスなど細くて長いものがおすすめ。
(3)短く切ったものは、お椀やボウルなど浅めの花器に花の頭を乗せるようにして。丸い葉のユーカリでアクセントをプラスします。