重厚感のある冬の草花から一転し、1~3月は軽やかな初春の花が店頭を彩ります。
繊細な色や甘い香りを楽しめる花が多いのはこの季節ならでは。部屋に飾れば、ひと足早く春が訪れた気分を味わえます。代表的な花とグリーンを、飾り方のアイデアとともにご紹介します。
Index
1. スイートピー
2. チューリップ
3. ラナンキュラス
4. パンジー
5. アネモネ
6. リューココリネ
7. ハーブ(ミント、ゼラニウムなど)
Aroma=香りを楽しめる花
1. スイートピーAroma
1~3月に最盛期を迎えるスイートピー。ひらひらとした花びらに顔を近づけると、清涼感のある甘い香りが鼻をくすぐります。飛び立つ蝶のような見た目からついた花言葉は「門出」。旅立ちの季節に贈る花としても人気です。
Flower Vase: ブロ 税込3,080円(青山フラワーマーケットオリジナル)
(合わせたグリーン:コロニラ)
スイートピーのお手入れ方法
2. チューリップ
伸びやかな茎に、ころんとした花。いくつになってもなつかしい気持ちにさせてくれるチューリップは、飾ってからも茎が伸びるので、毎日違う表情を見せてくれます。8千以上の種が存在するといわれており、花びらの重なり方や色など、豊かな個性が魅力です。
(合わせた花:ニゲラ)
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3. ラナンキュラス
薄紙のような花びらが形作る、ふわんと丸い姿が愛らしいラナンキュラス。重なる花びらの数は200枚にものぼります。色も形もさまざまで、その華やかさから“冬のバラ”とも呼ばれます。
ラナンキュラスのお手入れ方法はこちら
4. パンジー
水彩絵の具がふわっとにじんだような色とフリルのように波打つ花びら。もともとは鉢花として親しまれていましたが、育種家が品種改良を重ね、切り花でも楽しめるようになりました。繊細な見た目に反し、花持ちがよいのもうれしいポイントです。
育種家による夢のパンジーが生まれるところ/「みやび花園」生産者レポート
5. アネモネ
黒い芯がシックな雰囲気を醸し出す、人気の初春の花。光や温度に反応して開いたり閉じたり、さまざまな表情を見せてくれます。暗く涼しい場所に飾ると長く楽しめます。
6. リューココリネAroma
あまり耳慣れないかもしれませんが、この時期におすすめしたい花のひとつ。細い茎の先に星型の花が5~6輪つき、紫色のほか白色の品種があります。バニラやスパイスを思わせる、もったりとした甘い芳香が特徴的です。
7. ハーブ(ミント、ゼラニウムなど)Aroma
ゼラニウム(左)やミント(右)など、みずみずしいハーブは初春の繊細な花を引き立てる名脇役。ブーケや花いけに使用すればすがすがしい香りがただよい、リラックス効果も期待できます。シンプルにハーブだけを飾るのもおすすめです。