2021.06.01 更新
梅雨から初夏にかけて旬を迎える花、リシアンサス。トルコキキョウ、ユーストマとも呼ばれます。品格と華やかさがありブライダルシーンには欠かせない存在で、日本国内ではキク、バラ、ユリ、カーネーションに次ぐ生産額を誇ります。
【Japanese name】リシアンサス、トルコキキョウ
【English name】Lisianthus
【Scientific name】Eustoma grandiflorum
【Family・genius】リンドウ科・ユーストマ属
【Origin】北アメリカ、メキシコ
【Flower Language】優美、希望、すがすがしい美しさ
ほとんどの品種が日本で誕生
リシアンサスにはさまざまな形や花色がありますが、そのほとんどが野生種をもとに日本で育種・開発されたもの。ほかの切花の新品種開発の舞台は主に海外ですが、リシアンサスは日本が世界をリードしている貴重な品目です。
花のオリンピックで世界一に
10 年に一度開催される花のオリンピック「フロリアード」。2012 年大会で最優秀賞を受賞したのが、リシアンサス「フルフル(R) ホワイト」(長野県・フラワースピリットが生産、出品)。極小輪のバラ咲きの美しさが世界で評価されています。
実は…トルコもキキョウも無関係!
別名はトルコキキョウですが、北米原産でリンドウ科の花。トルコ共和国やキキョウには関係ありません。名前の由来は諸説あり、花の形がキキョウに似ている、開いた姿がトルコ人のターバンに似ている…などから名づけられたそう。