送別用ブーケの頼み方・選び方
出会いと別れの季節がやってきました。感謝やエールを込めて贈る花束は、はなむけの定番です。気持ちが伝わる、相手にぴったりのブーケで旅立つ背中を見送りましょう。
ブーケを頼むコツ
慣れていないと意外に難しい花束の注文。次の3点を伝えるとスムーズにオーダーできます。この時期は特にお店が混雑するので、事前の予約がおすすめです。
用途
相手との関係性や渡すシーンによって、使う花やラッピングなどが変わります。「退職する男性上司に、送別会で渡す花束」のように具体的に伝えるのがコツ。
予算
会社で渡す場合に多いのは3000円~5000円ですが、あまりに大きな花束は荷物になってしまうので要注意。「紙袋に収まり、持ち運びもしやすいサイズで。」と指定するのも◎。
色やイメージ
相手の性格や服装などを参考にしながら花束のメインカラーを決めて伝えると、より相手のイメージに近くなるはずです。明るく元気な方には黄色・オレンジなどの暖色、可愛らしい雰囲気の方にはピンク、男性や大人っぽい女性にはパープル系や白&グリーンが人気です。ちなみに天然のブルー色素を持つ花は非常に少ないため、夏と冬のわずかな期間以外、青い花が出回ることはあまりありません。
退職や異動する男性上司に贈るシックなブーケ
パープルとホワイトのラッピングでシックに仕上げた花束は、大人の男性によく似合います。花を持って帰るのが恥ずかしいという男性も多いので、袋に入るサイズの花束で気遣いを。
新天地に挑む同僚や友人にエールを送るブーケ
新しい道を歩き始める相手は、エールをこめた花束で送り出しましょう。それぞれの環境に合わせて美しく咲く花々に、困難があっても成功しますように、と願いをこめるのも良し。希望や元気を与えてくれるビタミンカラーもおすすめです。
寿退社や産休の女性へ華やかなブーケで祝福を
愛と幸福を表すピンクは、寿退社や産休に入る女性にぴったりの色。濃淡を組み合わせると華やかに仕上がります。香りの良い花やバラも人気ですが、妊婦さんには香りの花は避けるのがベター。匂いがきつく感じる方もいます。
寂しい別れは、幸せな出会いの証でもあります。一度結ばれた縁が、これからもつながり続けることを願いながら、明るい未来への旅立ちに華を添えましょう。