日本最大級のヒマワリの生産規模を誇る

折原園芸/千葉県


房総半島の南端に位置する、千葉県南房総市。温暖な気候に恵まれ、古くからさまざまな農産物の栽培がさかんな地域です。ここに7,500坪・135棟のハウス施設、および3,000坪の露地畑を有し、花き栽培を営んでいるのが「折原園芸」。花もちが良く品質の高い“折原さんのヒマワリ”は、青山フラワーマーケットのお客様にもすっかりおなじみです。ヒマワリは6~9月中旬の3カ月間で約90万本を栽培し、国内最大級の生産規模を誇ります。
茎が細く締まった、筋肉質で上質なヒマワリ
折原さんのヒマワリの特徴は、茎が細く締まっていて、花もコンパクトでしっかりしていること。作り方は「人間でいうと筋肉質に、アスリート的に」。
水や肥料を与えすぎるとヒマワリはどんどん太ってやわらかくなり、水下がりも早く花もちが悪くなってしまいます。土に残った肥料を考慮しながら、ある程度育ってから肥料を施し、水も最初はたっぷり与えますが、採花までの約1カ月はほぼ無し。最後は地面がひび割れするほどの状態で、ヒマワリは生きています。
その状態になると、根だけでなく植物全体で水分を吸収するようになり、丈夫でしっかりとしたヒマワリが生まれるのだそうです。
生産者レポート画像
花にも、働く人にも快適な作業場作り
ご家族数名で運営されている花農家が多い中、常時約20名ものスタッフが在籍する折原園芸。
広々とした作業場にはコの字形にテーブルが組まれ、葉を落とす人、花の大きさごとに揃える人、長さを切り揃える人など、それぞれが仕事に取り組んでいます。 女性スタッフが作業しやすい高さと角度に設定されたお手製の作業台など、大人数で効率よく作業するための仕組みも随所に。 また、花シミを防ぐため除湿冷房を導入しており、花にとってもスタッフにとっても快適な環境が整備されています。
ハウスでの作業も花を刈り取る人と集める人に分担。採花後すぐに水につけることができるので、鮮度を高く保つことができます。
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徹底した数値管理が、安定した品質と出荷量を支える
花栽培のプロとして折原さんが大切にしていることは、「シーズンを通して安定した品質と出荷量を維持し、ヒマワリなら父の日などの重要なタイミングで量を出せること」。
出荷ピークから逆算して計画的に播種し、のべ80棟分の採花数や咲き進み具合を数値化して管理しています。 これは常に最良の状態でヒマワリを出荷するためには欠かせないこと。ヒマワリは播種から50日前後で花を咲かせますが、気候により前後することも多くあります。
数値化して管理していることで、咲き進みが早くなった場合にもリカバリーがすぐにできる。感覚ではなく、管理された生産体制が花屋からの厚い信頼を支えています。
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(取材:2018年7月)

PRODUCER’S DATA

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折原利明
(千葉県南房総市)


ハウス施設7,500坪(135棟)、露地畑3haを所有する日本有数の花き生産者。特にヒマワリは6月~9月中旬の3カ月間で約90万本を出荷し、国内最大級の生産規模を誇ります。サンリッチマンゴー、サンリッチレモン、ビンセントネーブルのヒマワリ3品種のほか、ホワイトレース、テマリソウ、ハーブ類など一年を通してさまざまな草花を栽培。総出荷数は年間約360万本にのぼる。どの品目も常にブレのない品質には花業界の中でも定評があり、花屋から厚い信頼を寄せられている。

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