“咲ききるカラー”を保証

ブルームネット/千葉県


2018.02.01 UP

飾ってからも開いたり色が変わる花もあれば、そのまま変化がない花もあります。カラーは、どちらかといえば“変化がない花”のイメージでした。「カラーってきれいに咲かないよね」。そんな消費者の言葉をきっかけに“咲ききるカラー”“開花品質七日間保証”という革新的なテーマに挑んでいるのが、生産者グループ「ブルームネット」です。
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君津のゆたかな湧き水がカラーを育む
カラーには大きく分けて「湿地性」「畑地性」の2タイプあり、ブライダルブーケでおなじみの「ウェディングマーチ」をはじめとする白いカラーは湿地性に分類されます。米を育てるような田んぼで栽培され、とにもかくにも水が肝心。千葉県君津市は豊富な地下水に恵まれ、湿地性カラーの出荷数国内トップを誇ります。「ブルームネット」は、同市の小櫃(おびつ)、小糸地区で「お客様が本当にほしいカラーを届けよう」と、こだわりの詰まったカラー栽培に取り組む生産者グループです。
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地下水は水温が一定で、湿地性カラーは暖房も冷房も使わずに栽培されるエコな花。松崎さんの圃場(写真)では、人が飲めるようなきれいな水、かつ無農薬で栽培されている

“咲ききるカラー”への挑戦
「ブルームネット」の“お客様本位”の姿勢を最も顕著に表しているのが、出荷時の切り前。以前はカップの開きが固い状態で出荷していましたが、それではお客様の元で咲かないとわかり、圃場で7部咲きくらいまで咲かせてから出荷するように。花が大きくなる為1ケースの本数を減らすなど、従来の出荷スタイルを変更。手間は増えても、「より美しいカラーを届けたい」との想いを優先しています。取材時にいただいたオリジナル品種の「しろたえ」は、自宅で飾っているとあの襟元が日に日にゆるやかに開いて表情が変わり、“変化がない花”のイメージが覆されたのです。
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シワやシミ、カップの大きさなどで厳しく選別され6等級に分けられる

受け継がれる“お客様本位”のモットー
独自の厳しい基準による等級選別も特長です。ときには「こんな小さな傷見てる人いないんじゃない?」と言われることもある厳しさですが、「その傷を見ている人が1人でもいるならやめません」と語ります。お話してくれた杉谷さん、松崎さんは設立メンバーの2代目。取材中も「花屋さんではこういうのは扱いやすいですか?」としきりに意見を求める姿が印象的。新しい世代にも、設立当初からの“お客様本位”のモットーが着実に受け継がれています。栽培品種に色数豊富な畑地性カラーやオリジナルも加わり、「ブルームネット」の熱いチャレンジはまだまだ続きます。
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畑地性カラーを栽培する保坂さん。カラーはサトイモ科の為、アクで作業着が真っ黒に汚れる のは“カラー生産者あるある”。「前は明るい色の服着てたのに、今は暗い服ばっかりよ(笑)」

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オリジナルの縦型出荷箱は「畑での美しさをそのまま届けたい」と作られた。花を立てたまま輸送でき、首が曲がらず品質の良さに繋がる

PRODUCER’S DATA

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ブルームネット
(千葉県君津市)

千葉県君津市小櫃(おびつ)地区でカラー栽培に取り組む生産者グループ。「お客様が本当に欲しいカラーを届けよう」という熱い志を持つ生産者5人で2000年に設立。既成概念にとらわれず、時代やお客様のニーズに合わせたカラー提案を行う。現在の構成農家は9軒。設立メンバーの二代目である杉谷さん、松崎さんが中心となり盛り上げている。主力品種「ウェディングマーチ」、オリジナル品種「しろたえ」のほか、花色豊富な畑地性カラーも出荷している。

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