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サトイモ科に属し、和名の「海芋(かいう)」は“海を渡ってきたサトイモ”の意味。日本には江戸末期にオランダから渡来したといわれ「和蘭海芋(おらんだかいう)」とも呼ばれます。花言葉は「華麗なる美」「乙女のしとやかさ」「清浄」。白く凛とした花はウェディングにも人気の花です。

「田んぼのカラー」と「畑のカラー」

ひとくちにカラーといっても、「湿地性=田んぼのカラー」「畑地性=畑のカラー」の大きく2種類に分けられ、それぞれに異なる特徴があります。国内では4月に田んぼのカラーが出荷最盛期を向かえ、5月以降には色数豊富な畑のカラーが増えていきます。

「湿地性カラー」は、ご覧の通り米を育てるような水田で栽培されます。常に水分が豊富な場所を好むため地下水が豊富な地域が栽培に適し、日本では千葉県、愛知県が主な産地。花の色は白またはグリーン、代表的な品種はウェディングマーチ、アクアホワイト、グリーンカラーなど。4月が出荷最盛期。

花色が白またはグリーンに限られる「湿地性カラー」に対して、「畑地性カラー」は色数が豊富。数年前までは輸入がメインでしたが、品種改良により日本でも栽培しやすくなり、福島県、新潟県で主に栽培されています。ホットチョコレート、キャプテンオデオンなどのキャプテンシリーズが代表的な品種です。

カラーを魅せる5つのスタイル

すっと伸びた茎の先に、くるっと一巻きの花が凛々しい印象を与えるカラー。シンプルな分、いけるのが難しそうに感じる花でもあります。そこで初心者の素朴な疑問に答えながら5つのスタイルをご紹介します。

Q. カラーだけで素敵にいけるなら? 潔くカラーだけを飾るなら、その凛々しい魅力を存分に生かします。高さのあるガラスベースで茎のラインを見せ、頭を揃えて片側に寄せるようにすればシンプルにかっこよく。

Q. 小さな花瓶しか持っていなくても飾れますか? 品種改良が進み、茎が細く花も小さい品種が続々登場。色も豊富で“かわいい”もお手のものです。あえて花首だけで楽しんでみましょう。初めから短く切ってもいいし、切り戻しを繰り返して短くなったときに使えるアイデアです。

Q. グリーンを合わせて飾るなら? 茎が細くしなやかな畑地性カラーが合わせやすくておすすめ。しなやかな茎のラインに合わせて、ツル性のグリーンを合わせてみましょう。平べったいガラスベースに横向きにいけて茎のラインを見せます。

Q. ほかの花と合わせるときのコツはありますか? 色合いを揃えるのがポイント。縦長フォルムのカラーには、小花がたくさん付いた草花系の花やグリーンを合わせると軽やかに。大人っぽいブラック系カラーに、パープル系の花や実ものを合わせて色数少なく整えましょう。

Q. ナチュラルでかっこいいカラーのブーケはできますか? ウェディングのイメージが強いカラーですが、季節の枝ものを合わせれば普段着のイメージに仕上がります。カラーの茎とキイチゴの枝でまっすぐなラインを強調したら、手元にレースフラワーでポイントをつけて。

より長く、美しく楽しむひと手間

  • 茎をまっすぐに切る カラーの茎の内部はスポンジ状で折れやすいので、花ばさみを使ってスパっとまっすぐに切ります。

  • 花瓶の水は少なめ 茎が傷みやすいので浅水でいけ、こまめに水替えと切り戻しをします。水には切花鮮度保持剤を入れます。

  • 花粉が出ていないものを選ぶ 中心の黄色い花が、なるべくツルっとしたものを選ぶと◎。日が経つと白い花粉が出てきます。

  • 乾燥に気をつけて 飾る場所は涼しく乾燥していない場所がベスト。苞に霧吹きでときどき水をかけるのも良いでしょう。

TODAY'S FLOWER カラー

生産者レポート

“咲ききるカラー”を保証
ブルームネット/千葉県

湿地性カラー出荷数トップの千葉県君津市で「咲き切るカラー」「開花品質七日間保証」という革新的なテーマでカラー栽培に挑む生産者グループ。


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