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お正月に飾る縁起の良い花・正月飾り

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年末は、花屋も、母の日に次いでお客様が多い一週間。花を飾って新しい年の初めを迎える方がたくさんいます。家の中を綺麗に清め、正月飾りや鏡餅などを飾る慣わしも全て、歳神様を迎えるための準備。多幸を願う、祈りのようなしきたりです。古くから受け継がれ大切にされてきたひとつひとつの意味を心に留めて、気持ちの良い新年を迎えましょう。

正月飾りの飾りどき、しまいどき

クリスマスが浸透した現代では、12月26日頃から正月準備をするのが一般的で、もっとも良いとされる飾りどきは、28日。29日は「二重苦」に繋がり、31日は一夜飾りといわれ、歳神様をお迎えする準備を前日に行うことは失礼にあたるためです。1月7日の「松の内」まで飾ったら片付けて、神社のどんど焼きやお炊き上げに出しましょう。※「松の内」は地域によって異なり、関西では1月15日になります。

歳神様を招く目印に

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●しめ縄飾り
しめ縄は、神の領域と俗世を隔てる境界線の役割をすると言われています。玄関など入り口に飾るのは、家の中に不浄を入れないため。また、家が清められた場所であることを歳神様に示す意味もあるそうです。

●水引
水引は封印や魔除け、人と人を結びつけるという意味があり、色や結び方によっても異なります。吉事のお正月には、魔除けの「赤」と神聖を表す「白」が用いられ、一度結ぶとほどくことが困難な「結びきり」や「あわじ結び」がよいとされており、人と神との強い結びつきを願います。

縁起を担ぐ正月花

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定番の正月花にも、それぞれ次のような縁起の良い意味があります。

●キク
中国から不老長寿の妙薬として伝わり、天皇家の紋章にも使われる高貴な花です。「キクを飾ると福が来る」という言い伝えも。
●梅
厳しい寒さの中、いちばんに咲いて春を知らせる喜びの花。忍耐、出世、開運、高潔などの意味がこめられています。
●葉牡丹
かつて正月花の定番だった、「富貴草」の別名をもつ「牡丹」に代わって用いられるようになったといいます。「祝福」「利益」の花言葉も縁起が良いとされる理由です。

「幸せが飛んでくる」という花言葉を持ちお祝い事で重用されるコチョウランや、華やかなバラ、出回り始めた春の花スイートピーなどもおめでたいお正月にもぴったり。伝統的な和花に慣れ親しんだ洋花を合わせて粋なアレンジにするのもおすすめです。

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●松
お正月に欠かせない松は、1年中葉を落とすことのない常緑樹。生命力や長寿を象徴する植物です。また、古来より神様が降りてくるための目印とされてきました。門松や正月花にして飾るのが一般的。
●竹
門松の中心にも据えられている竹は、「生命力」や「長寿」の証。また邪気を祓うとも言われています。

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●千両
たくさん実をつける姿や、「利益」「富」などの花言葉、何よりその名前が豊かさと縁起の良さを象徴しています。
●南天
「難を転じて福となす」に通じて縁起が良く、赤い実も華やか。千両が上向きに身をつけるのに対し、南天はブドウのように下向きで房状に実をつけます。

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年の初めから終わりまで、わたしたちの暮らしには植物が寄り添っていることに気づきます。古来より大切にされてきたお正月は、古来より花や緑を尊んできた証。慣わしだから倣うのでなく、受け継いできた“心”で、新たな日々の幕開けを飾りましょう。

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