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スタイリスト
中里真理子さんが飾るシャクヤク

ユニセックスで味のあるスタイリングが持ち味で、料理やライフスタイルの演出を中心に幅広く活躍中のスタイリスト、中里真理子さん。

実は青山フラワーマーケットの書籍『GREEN&FLOWER』(2015 年刊)も、花以外の スタイリングはすべて中里さんによるものです。その撮影の合間の何気ない会話で 花好きであることがわかり、どんな風に花のある暮らしを楽しまれているのか気に なっていました。「大好き!」というシャクヤクを持ってご自宅を訪ねました。

花はいつも家にあるもの という感覚

「母が花をよく飾っていたから、花は特別なものというより、いつも家にあるものという感覚。だから私も自然と花は欠かさないですね」と話す中里さん。テーブルやキッチンには季節の花やグリーンが飾られ、エバーフレッシュやサボテンなど観葉植物もあちこちに。部屋の 中でひときわ目を惹く剥製のシカの角には、大好きなランが吊るされています。

Feature

中里さんと話していると、「好き」がはっきりしていて、そこがとてもかっこいいと感じます。仕事柄、自宅にはたくさんの物がありますが、タオルなど小さな日用品だ って好きな物しか選ばないし、スタイリングの仕事でも「自分が好きと思えるものしか使わない」と、シンプルで潔い信念があります。

華奢で可憐な花よりも、かっこよくてセクシーな花が好き

花なら、華奢で可憐な花よりも、かっこよくてセクシーな花が好き。「シャクヤクは特に大好き!家の近所で栽培している畑があって、5 月になったら週末に売りに来るんです。そこでどっさり買って、自分で花束を作って母の日にあげるのが毎年の定番。あとはダリア、ラン、泰山木…、オーストラリア系のネイティブフラワーや、グリーンだけを飾るのも好き。
仕事でも花はよく使うけど、自宅の花は近所で買うから引っ越したらまず好きな花屋さんを見つけて、名前も覚えてもらうくらい、しょっちゅう通っちゃいます」

花はセンスを磨く、いい訓練になると思う

花を飾るときは、ばさっと大胆に。「いろんな色や花を混ぜるよりも、単色や一種類でまとめることがほとんど。でもあまり深く考えてないし、挿し方も自己流」と笑いますが、その作り込まないラフさが、逆に花のプロには出せない魅力があります。

「花はセンスを磨くいい訓練になると思う。洋服やインテリアなら高額だけど、花は数百円で自分の中のイメージを形にする訓練ができる。 枯れるというのもいいですよね、失敗しても次があるから」

プライベートでは、5歳になる男女の双子の母でもある中里さん。もともと花は欠かさない方でしたが、子どもが生まれてからはより意識して花を買うようになった、といいます。

「子どもたちには、生活するということをきちんと教えたいなと思っていて。花って必要なさそうで、すごく必要なものだと思うから、そこにお金が使えないような人には なってほしくないなって思います」。花は日常。かっこよくて憧れる中里さんのライフスタイルには、花が自然とありました。

中里真理子 Profile

スタイリスト。大学卒業後、アシスタントを経て2000 年に独立。
フード、雑貨、インテリアのスタイリストとして、ライフスタイル誌をはじめ、多くの男性誌、女性誌などで幅広く活躍している。料理研究家からの信頼も厚く、ユニセックスで味のある スタイリングにファンが多い。
TODAY'S FLOWER
ピオニー


花言葉は、「内気」「はじらい」「はにかみ」
最近では「Peony」ピオニーと呼ばれ、コスメでも多く使われるようになったシャクヤク。「立てばシャクヤク座ればボタン」と昔から美人を表す花として用いられますが、 シャクヤクは夕方になると花びらを閉じるので「はじらい、はにかみ」という花言葉になったそうです。

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